【#45】恋リアと、読書感想文と、小説の話。
『ラヴ上等2』の全エピソードを視聴し、ロスになっている、ヒラノキナリ上等です。以前までは恋愛リアリティショーには、あまり良いイメージを持っていなかったのですが、考え直しました。「恋リア」最高です。これからは[恋リア大好き俳優]として売り出していこうと思います。(本気だから)
そもそも、キナリは「恋リア」が苦手だったんです。
理由はいくつかあるのですが、一番は、他人の恋模様を覗き見していることに罪悪感があったからです。出演者たちの中で湧き起こる大切な恋愛感情を、視聴者という一ミリも関係ない立場(安全地帯)から覗き見ることで、彼ら彼女らの気持ちを踏みにじってしまっているのではないか? と。そんな意識があって、知らずのうちに「恋リア」を遠ざけていたんですよね。
でも『ラヴ上等』を見て、覚醒しました。わたしは、いろいろ勘違いをしていました。「恋リア」は、人類の叡智が詰まった作品(ジャンル)です。すごい。本当に、すごい。これからは、恋リア大好き俳優として活動していこうと思います。
まずは、そんな話題から、メルマガをスタートしていくんだぜ♪
【リアルとリアリティは違う】
これは俳優という仕事を15年以上続けてきて、やっと少しずつ感覚として掴めてきたことなのですが、「リアル」と「リアリティ」は、全くの別物なんですよね!
この仕事をしていると、「もっとリアルな芝居をしてほしい」とか「リアルな感情がみたい」とか「リアルな演技ができるようになりたい」といった言葉を耳にすることがとても多いんです。若き日のキナリも「リアル」を追い求め、「そもそもリアルとは何か?」みたいな壁にぶち当たっていた。
リアルとは、「現実」とか「本物」であることです。
でも、よくよく考えるとさ、「本物の芝居」って言葉の時点で、矛盾してるじゃないですか? だって「芝居」という時点で、フィクションなんだもの。笑
「本物のウソをつけ!」と言われているようなものです。一休さんもビックリですよ。本物のウソとは、なんなのか。本物をウソにすればいいのか。ウソを本物に差し替えることなのか――。考えるほど、頭がこんがらがってしまいます。
よく言われていることですが、「殺人犯」の役を演じるのに、本当の殺人をするわけにはいきません。同様に「殺される役」を演じるのに、本当に死ぬわけにはいかない。「外科医(医者)」の役を演じるのに、リアルに勉強をして医師免許を取るのか? 本当に手術をするのか?
さすがにムリですよね。笑
本気でリアルを追い求めると、リアルの壁にぶち当たるんです。笑
でも、最近、やっと分かってきました。
この業界で言われる「リアル」とは「リアリティ」のことだったんです!